2008年03月06日
琉大が「バイオバンク」構築・沖縄タイムス
沖縄の健康長寿再生に向けて琉球大の研究グループは、県民から提供してもらった遺伝子、血漿、細胞などを保存する「沖縄バイオバンク」を構築し、それを基に、生活習慣病へのかかりやすさなど病気に関する遺伝子の指標「バイオマーカー」の研究・開発を進めている。長嶺勝准教授は「科学的根拠に基づき、個人の遺伝的体質に合った的確な健康指導や予防が可能になる」と述べ、生活習慣病としてのがん予防法確立なども含め、国民全体が利用できる健康プログラムを沖縄から発信する考えだ。(編集委員・平良秀明)
「沖縄県居住者を対象とするバイオバンク構築と健康長寿に関するバイオマーカーの開発研究」は、国と県の二〇〇五―〇七年度バイオベンチャー研究開発支援事業として、ハプロファーマ社沖縄研究センター(うるま市)などと共同で実施。
県総合保健協会(金城幸善理事長)の研究・協力を得て、昨年四月から人間ドック受診者千五百人以上から血液や臨床データなどの提供を受けている。また、離島や農村部の健康長寿者からも同様の試料を集めている。
試料は、協力医療機関と同大遺伝子実験センターで、個人情報を符号に換える「匿名化作業」を二度行い、バイオバンクに蓄積。個人情報の管理については「各倫理審査委員会から承認を得ており、徹底している」(長嶺准教授)という。
研究に協力した県民には、肥満と脳卒中に関する遺伝子五項目のバイオマーカー情報(判定結果)を提供し、本人の生活習慣病改善に役立ててもらっている。脂肪の分解や代謝をつかさどる遺伝子は日本人平均と差はなかったが、喫煙習慣による脳卒中の危険度では有意な差が出た。
来月から県総合保健協会、豊見城中央病院、ちばなクリニックで、糖尿病予備軍や境界型糖尿病の人を対象に、生活習慣病予防介入研究を始める。対象者には、糖尿病になりやすい遺伝子三項目のバイオマーカー情報も提供する。引き続き県民の協力を呼び掛け、今後四年間で計五千件のバイオバンク登録を目指す。
世界有数の長寿地域で、遺伝子の保存性が高い島しょ県沖縄のデータを、健診データと合わせて保存した“高品位”のバイオバンクは世界でもあまり例がないという。
長嶺准教授は「健康長寿や病気予防につながる新たなマーカーを開発し、一人一人の遺伝子情報と健診結果を合わせた新たな指導や予防法、医薬品・健康食品開発にもつなげ、医療費削減や沖縄の長寿復活を目指したい」と話している。
研究は、七日に東京で開かれるバイオベンチャー企業研究開発支援事業成果発表会で発表する。
3/6沖縄タイムス
「沖縄県居住者を対象とするバイオバンク構築と健康長寿に関するバイオマーカーの開発研究」は、国と県の二〇〇五―〇七年度バイオベンチャー研究開発支援事業として、ハプロファーマ社沖縄研究センター(うるま市)などと共同で実施。
県総合保健協会(金城幸善理事長)の研究・協力を得て、昨年四月から人間ドック受診者千五百人以上から血液や臨床データなどの提供を受けている。また、離島や農村部の健康長寿者からも同様の試料を集めている。
試料は、協力医療機関と同大遺伝子実験センターで、個人情報を符号に換える「匿名化作業」を二度行い、バイオバンクに蓄積。個人情報の管理については「各倫理審査委員会から承認を得ており、徹底している」(長嶺准教授)という。
研究に協力した県民には、肥満と脳卒中に関する遺伝子五項目のバイオマーカー情報(判定結果)を提供し、本人の生活習慣病改善に役立ててもらっている。脂肪の分解や代謝をつかさどる遺伝子は日本人平均と差はなかったが、喫煙習慣による脳卒中の危険度では有意な差が出た。
来月から県総合保健協会、豊見城中央病院、ちばなクリニックで、糖尿病予備軍や境界型糖尿病の人を対象に、生活習慣病予防介入研究を始める。対象者には、糖尿病になりやすい遺伝子三項目のバイオマーカー情報も提供する。引き続き県民の協力を呼び掛け、今後四年間で計五千件のバイオバンク登録を目指す。
世界有数の長寿地域で、遺伝子の保存性が高い島しょ県沖縄のデータを、健診データと合わせて保存した“高品位”のバイオバンクは世界でもあまり例がないという。
長嶺准教授は「健康長寿や病気予防につながる新たなマーカーを開発し、一人一人の遺伝子情報と健診結果を合わせた新たな指導や予防法、医薬品・健康食品開発にもつなげ、医療費削減や沖縄の長寿復活を目指したい」と話している。
研究は、七日に東京で開かれるバイオベンチャー企業研究開発支援事業成果発表会で発表する。
3/6沖縄タイムス
この記事へのトラックバックURL
http://gukuru.ti-da.net/t1994437



あなただけのオリジナルブログデザイン!